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結婚したい病

妹はとっくに嫁にいっており、甥っ子も3歳になります。
私はご存知のとおりの一人身であります。
そして世間様からみれば微妙なお年ごろ。
さて、条件はそろったわけですが。

やはり女の30と男の30は決定的に違うものであり、どう違うのか言葉で明確にできなくとも
漠然としたイメージは描けるという人が大多数ではなかろうかと思います。
あえて言葉にしてみるとこんな感じでしょうか。
女の30は、今までの「若さ」という存在だけで
ある程度のことが許されてしまうというブランド性を失い、
さらに、追い討ちをかけるように襲いかかる老化に立ち向かいながら
本質を問われはじめる正念場。
男の30は、今まで積み重ねてきたものに、いぶし銀的な年輪を感じさせる成熟期。

やっぱり、そのブランドを持っているうちに嫁に行ってしまいたい、と思った時期もありました。
たまひよやゼクシィのコマーシャルが鬱陶しいとも思いました。
チャンネルも変えていました。
でもある日気づいたら、もうその熱からは冷めていたのです。
体で分かったんですな。
自然に向かった結婚ならいざ知らず、焦った挙句すべり込みなどした日には、
自ら若さのブランド以外なにも持ってません、と宣言しているようなもんだと。

私が本質を問われる初のステージはここなんでしょう。
無理に変える必要はない。
時期が来たら結婚はしたいと思いますけれどもね。
天涯孤独は厭だし家族もほしいから。

「次いってみよう!」につづく。



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